東山動物園スリランカゾウさくらちゃん3才の誕生日
読了までの目安時間:約
3分
東山動物園のスリランカゾウ、さくらが、
2016年1月29日に、3才の誕生日を迎えました。
当日は誕生会が予定されていたのですが、
雨のため中止になってしまいました。
ですが、飼育員さんたちが用意したケーキが、1日展示された後、
収容後、ゾウ舎で、さくらちゃんと、ママのアヌラにふるまわれました。
土台は干し草、その上にカットフルーツを盛り付け、
中央にはデコレーションケーキが。
ケーキの台はふかしいものペーストだそうです。
生クリームは本物ですが、砂糖が入っていないのでしょう。
まだ母乳も飲んでいるさくらには、
このくらいの量をほんの年に一度食べるくらいはいいのかもしれませんね。
後ろの、メロン、スイカ、パイナップルは、
3本のろうそくの代わりだそうですが、
トッピング、というよりも、もはやお供え物です 笑
さくらは、日本の動物園で初めて日本人スタッフのみの手で、アジアゾウの出産、自然保育に成功した仔なので、
飼育員さんたちの愛情もひときわ、なのでしょう。
生まれたときの動画も見ましたが、出産直後からしっかり赤ちゃんに気を配っているアヌラ。
動物園で育った動物は、小さな赤ちゃんを見てパニックになることもある、と聞きますが、
しっかりしたお母さんぶりでした。
さくらのママ、アヌラは現在14才、パパのコサラは12才です。
アヌラが妊娠したのは彼女が10才、コサラが8才の時。(ゾウの妊娠期間は22~24ヵ月です)
一般的に言われているゾウの繁殖年齢よりはかなり早めだと思います。
多摩動物園のアマラ11才、ヴィドゥラ8才は、「人間でいえば思春期で、まだ完全なおとなではありません」と解説されています。
が、多摩の二頭もすでには繁殖行動らしい様子は見られています。
アヌラ、コサラ、アマラ、ヴィドゥラは、
同じスリランカのピンナラワ象保護繁殖センターの出身です。
アヌラたちは多摩の二頭のちょっと先輩なんですね。ピンナラワでは最低6才まで育ててから外の動物園に行く、というルールなので、4頭は顔見知りかもしれません。
さくらちゃん、これからも元気で育ってね。
にほんブログ村