「ゾウが倒れていますっ!」
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4分
6月24日多摩動物公園。アジアゾウ舎にて。
オスゾウのヴィドゥラが・・・
ヴィドゥラはゴロゴロ寝転がるのが大好きで、
土浴びの時だけではなく、
この場所や、プールの横でも
なぜか脈絡なく座り込んだり転がったりするのですが、
(こんな風に)
ここまでベタン、と寝ているのを見たのは初めてでした。
もうすぐ寝小屋に帰る、という時間になっても
まだまだ遊び足りなかったのか、
輸送箱(馴致訓練のために運動場に設置されている)のチェーンを
ぐいぐい押したり。
(2週間前まで閉じられていた輸送箱の扉が開きました。今月、アメリカからゾウトレーニングのコンサルタントが来て指導を受ける、
ということだったので、馴智訓練が一段階進んだのかもしれません。
アマラもヴィドゥラも、このチェーンに頭を押し付けたり、キバをひっかけて持ち上げたりして遊んでいます)
つるされている丸太にアタックしたり。
そして、座り込んだな、と思ったら、
べったりと寝て、動かなくなりました。
丸太が当たったときに脳震盪でも起こしたのか?!
と心配になり、飼育員さんを呼ぼうかと考えましたが、
そのうちに丸太にまた鼻を絡めて起き上がってきました。
単に、疲れてしまって「ちょっと休憩」だったようです(笑)。
運動場に張り出されている動物紹介パネルにも
「遊び疲れると運動場でもゴロンと寝てしまうことがあります」
と書かれていますが、それはもっと子供のころの事かと思っていた・・
8月で9才になるヴィドゥラ。
周期的に側頭腺が目立つようになり、
人間でいうなら高校1年生くらいには成長しているはず。
立ち上がると、突然、元気が復活して、
「プール入ろー、タイヤ遊びしよー」となり、
ざぶざぶ。
タイヤをムギュッ!
背中に載せたよ。
この時、アマラはすでの2階の部屋に前にいて、
「お勉強(トレーニング)もしたし~おやつも食べたし~部屋に入りたいな~」
って感じだったのですが、
下のあまりの騒ぎっぷりに気が付いて上から見ていました。
降りてはきませんでしたが。
この日、アマラは発情が来ていたようで、ヴィドゥラを誘う感じがあり、
何度か、ヴィドゥラも応じていました(マウントした、ってことです)。
だいぶん、「ヴィドゥラ、プロレスじゃないんだから!」みたいな雰囲気ではなく、
らしいムードも出てきたように思えるのですが。
でもこんな表情見ちゃうと、まだまだ、アマラをリードする、
というよりもアマラに甘えていますよねえ。
彼女が「もっと年上の落ち着いた人がいい」と
言い出さないように、頑張るんだよ。
さて、お帰り時間ぎりぎりまでプールでバッシャバッシャやっていた
ヴィドゥラ、
やおらプールから上がり、土浴びをしていると、
寝小屋の扉が開き、ささっと走って帰っていきました。
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