大きくなったね
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輸送箱の設置工事のために公開を中止していた、多摩動物公園のアジアゾウは3月29日から公開が再開されました。
再開当日にも行き、4月11日再び会いに行きました。
この写真はヴィドゥラの方がアマラよりも高い位置にいるのですが、
それにしても脚が長くなり、すらっとした大人っぽい体型になったと思います。
これはほぼ並びですが、
頭だけ見ると、アマラの方が頭骨が大きいので(1月にキーパーさんから聞いた話)そう変わらないように見えますが、
この日いろいろな角度から見て、ヴィドゥラがアマラの背を抜いたように感じました。
こんな風に、突然、電池切れになって寝てしまったり、
材木相手に、転げまわってからアタックしたり
まだまだ子どもっぽいところもあってかわいいのですが。
ちなみに、繁殖行動は3月29日には見られました。
以前は一方的にヴィドゥラが追いかけていましたが、この日はアマラから誘っている雰囲気があったので、一歩前進かなあ。
妊娠、出産と新アジアゾウ舎への引っ越しのタイミングが難しいですが、今のところ年中同居なのでいつでも赤ちゃんができる可能性はあるんですよね。
輸送箱も設置されて、引っ越しが現実的になってきたためか、以前は平日は観たことがなかったPCウォールトレーニングを、平日もやることになったようです。
13時30分と14時30分の2回なのですが、
この日は2回目のトレーニングをアマラが拒否。
1回目の時に、アマラの足裏削りをして、いつもよりも時間がかかり、終わったのが14時10分ごろだったので、
「さっきやったばっかじゃん!」といいたげです。
ようやく前肢上げに応じたものの、アンクレットを外されると、ぷいっとヴィドゥラのほうに行ってしまい、
「アマラ、やるよー」と声をかけられてもなかなかもどりません。
ほとんどのお客さんは、PCウォールトレーニングを見るのは初めてで、アマラが順序通りにトレーニングを進めていないことには気が付いていないようでした。
ご褒美のえさを上あげる人と、ターゲット棒で指示を出す人を交代してもなかなか進まず、
これ、どうやって終わらせるのかなあ?と思いながら見ていましたが、
「アマラ、がんばろー」と声をかけながら、
「頭」(ターゲット棒の先に頭をつけてじっとする)という、やりやすいものから、
「耳」(耳の裏をアルコールで拭いて、採血の練習をする。以前は太めの棒でしたが、より本物の注射器に近い形状のものになっていました)
を先にして、
その後、どうにか後ろ肢を上げることができて、ヴィドゥラと交代しました。
「終わらせた」という形をつけることが大事だと思うので、収束してよかったです。
アマラも、完全に放飼場の向こうまでは行ってしまわず、ヴィドゥラの後ろをうろうろしていたので、
本当はトレーニングをする時間だ、ということは分かっていたと思います。
普段は、待機中でもアマラの方にいってしまうヴィドゥラですが、こういうときは空気を読むのか、おとなしくしています。
アマラは、後ろ肢上げの自主練をしているんですよ。
公式サイトによると、アマラは突然、後ろ肢をうまく上げることができなくなってしまうことがある、ということなので、
苦手意識があるのかもしれません。
それが1回目のトレーニングの時間が長かったし、「さっきがんばったでしょ。」という気分だったのかも。
これはまだアンクレットをつけている1回目のトレーニングの跡の写真ですが、
今日はトレーニング後のおやつは1回目、2回目とも木の枝でした。
バキバキするのが楽しいみたいですね。
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