オス・メスの関係
1月3日訪問時の続きです。
トレーニング以外の時間は、えさを食べたり、遊んだりのアマラ、ヴィドゥラ。
いつ見ても仲良しの二頭ですが、8才になったヴィドゥラは11才のアマラの背を抜きました。
トレーニングの開設をしていたキーパーさんによるとアマラは頭骨が大きいため、正面から見るとまだアマラのほうが大きく見えますが、
背骨の高さはヴゥドゥラの方が高くなっているそうです。
側頭腺からの皮脂の分泌も始まり、大人のオスに近づいているヴィドゥラ。
私が見始めたのは昨年10月からですが、12月はアマラが発情期だったのか、
マウンティングもしていましたからね。
この日も、アマラの背中に覆いかぶさって鼻とキバを押し付ける行動を何度もしていました。
ヴィドゥラ、アマラが傾いちゃっているよっ!
12月以降の様子を見ていると、ヴィドゥラの方は、「迫っている」ようなことをしていても、
半分くらいは今までの遊びの延長っぽいと感じていましたが、
キーパーさんも「ヴィドゥラは自分の力が強くなっていることやオスとしての行動が始まっていることにまだ自覚がなさそう」とのことでした^^;;
やはりそうだったのか・・・
女の子をぎゅっとするのと、ウエスタンラリアートかませるのとは違うんだからね。
あまりご無体ではない仲良しの図。
力比べ的になってくるとアマラはうまく受け流していますし、
餌を食べているときも、同時にお互いの鼻でつかんだ干し草を食べさせあったり、とにかくほほえましいのですが・・・
ゾウはメスの群れ、オスは単独かオスの小さな群れで暮らす動物なので、
成熟した大人になって、常にオス、メスがいっしょにいるのはメスの側にとってストレスになるそうです。
来園者としては、二頭の仲良しな様子を見るのは楽しみなんですが、
新しいゾウ舎に移るころは基本別居になりそうですし、そのほうが自然なんでしょう。
とはいうものの、今多摩のメスはアマラ一頭で、メスの「群れ」にはなれません。
アマラたちと同じ施設出身の、東山動物園のコサラ&アヌラは若くしてサクラが生まれたので、
今はコサラと、アヌラ・サクラ、という別れ方をしていますし、柵で隔てられていますがワルダーさん(メス)もいますよね。
スリランカに依頼している、ということなので、
アマラに女の子の友達ができますように。
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