ゾウの歩き方
読了までの目安時間:約
2分
ゾウって、どうやって歩くか、知っていますか?
いや、もちろん、4本の脚で歩くのですが、
脚を出す順序
のことです。
上野動物園のアティ(アジアゾウ オス 撮影時19才)の動画です。
少しわかりにくいかもしれませんが、
右後ろ足・右前足、左後ろ足・左前足、
右前足・右後ろ足、左前足・左後ろ足、
という具合に、同じ側の足を、少しタイミングをずらして出しています。
こうした歩き方を「側体歩」といいます。
キリンのような脚の長い動物は側体歩なのですが、
ゾウは体重が重いので、側体歩のほうが脚にかかる負担が少ないのだそうです。
(上野動物園のボランティアさんの話)
劇団四季ファミリーミュージカル「むかしむかしゾウがきた」では九郎衛門はどう歩いているでしょうか。
この動画の35秒くらいのところでは、右前足、左後ろ足、と左右を交互に出しています。
40秒くらいのところでは側体歩になっています。
2016年1月10日板橋公演の舞台で見たときも、両方の歩き方があるように感じました。
ところで、「むかしむかしゾウがきた」の、
ひろめ屋が歌う歌に、
地響き立ててのっしのし
という詞がありますが、
普段のゾウの足音は、走っているときでもかなり静かです。
よく見ると、脚の関節をしなやかに使っているのが分かります。
特によく動かす、前脚の足首はきゅっと引き締まっていて、マンガやイラストのゾウのような、サリーちゃん足ではないんですよ。
にほんブログ村