恋の季節と脳内メーカー
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5月6日ズーラシア。連休の合間の平日ではありますが、やはり家族連れのお客さんが普段よりも多かったです。
11時~のゾウの水やりタイムを見て、その後すぐにホッキャクグマの「プールでランチに行くことにしました。
この日は3頭とも、盛んにモールに生えている草を食べていました。
シュリーも、
チャメリーなんて、後ろ足浮いてます 笑
二頭が好んで選んでいるのが「ドクダミ」です。
根っこごと引き抜いて、器用に鼻で土を振り払い、脚も使って根っこは残します。
ドクダミの葉をかじったことはないですが、ニオイが強いので、
動物が好んで食べるとは思いませんでした。
土浴びしたら、チャメリーが残した根っこも背中に乗ってしまったシュリー。
ドクダミ以外には、なにかイネ科の背の高い草も引っこ抜いて食べていました。
ラスクマルは、牙を少し折ったのでしょうか。特に右が左より短くなり、先端は削って整えたような跡があります。
この日の11時~のガイドでは、男性の飼育員さんから
象牙について、「合法でも違法でも、象牙製品は買わないでください」というコメントがありました。
象牙と密猟についてはガイドを担当する人によって、言い方が違いますが、
これくらいはっきり言ってくれていいと思います。
合法の象牙は死んだゾウからとったもの、とも言われますが、日本の象牙管理はザルだし、「ゾウが死なないと手に入らないもの」であることには変わりがなく、
「象牙を取っても一文にもならない」状況にしないと密猟はなくせないでしょう。
水やりの後、おやつとして「竹」を3頭に与えたのですが、
飼育員さんが先にラスクマルに渡そうとすると、チャメリーがラスクマルのおでこをパーン!と鼻でひっぱたきました。
本当にかなりの音がしたのでびっくりして写真撮り損ねてしまいました 笑
インドの動物園(アッサム州立動物園)で生まれてズーラシアで育ったゾウたち、生まれたときから食べるものに困ったことはないはずなんですが、
チャメリーはなんでそんなに全部欲しがるのか・・・
現在、チャメリーは「恋の季節」、つまり発情期なのだそうです。
ゾウの場合、季節、といっても、春、とか、秋、のような季節に発情が連動しているわけではありません。
メスの個体ごとに、約100日周期で1週間程度の発情期があります。
ラスクマルとチャメリーは、鼻を絡ませたりのスキンシップはいつもしていますが、
言われてみると、この日はチャメリーのほうからすりすりっとしていたし、
表情も女の子らしい気がします。
でも、食べ物のことはまた別なのね、チャメリーは。
「発情期には、室内でふたりだけにしてあげています」という説明だったので、収容後に室内飼育場で同居させることがあるようですね。
午後の水やりの後、別の飼育員さんがお客さんから同居について質問されて、「接触の仕方などを見て、発情のピークにはいっしょにすることがあります」と説明していました。
その午後の水やりの後のおやつは、やはりチャメリーがすごく前に出てきてシュリーが引いていたので、
ラスクマルに上げたあとの残りの竹、ぜんぶチャメリーが食べてしまったんです。
女性の飼育員さんは、「後で裏でシュリーに上げます」と言っていましたが、
後からシュリーが鼻を伸ばしてきて、もらえないと分かると丸めた鼻をくわえて「え~」となっていました。
チャメリーの脳内メーカーを出したら、97=食、2=ラスクマル、1=シュリーなんじゃないかと思いますよ。
で、実際出してみました。
当然、ラスクマルとか、シュリー、という要素はないですし、100個もないんですが、
半分以上食ですね 笑
沖縄の琉花ちゃんも「がちまやー」らしいですが、ちゃんと子育てしているし、
チャメリーも子供ができたらしっかりもののお母さんになるのかな。
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